代表の渕田千恵子さんに、日本の伝統文化を踏まえた結婚と縁結びについて、詳しく伺いました。
京都生まれ京都育ちの渕田さんは単なる結婚相談所ではなく、日本の伝統文化としての家庭や結婚という幸せな生活にこだわり、仲人としての役割を貫くと言います。
またご自身の経験から「妊活や不妊治療」にまで言及し、アドバイスを行います。
他の相談所にはない点だと感じました。
・IBJ AWARD 2021（日本結婚相談所連盟）
・TMSより感謝状2021（全国結婚相談事業者連盟）
一つ一つのご縁談を大切に育てる仲人型のため、入会したからには成婚して頂くという姿勢。
サポートに必要な労力は並大抵ではなく、渕田さんご本人の身を削る献身的な努力によるものです。
そのため会員数は限定。
空きができるまで入会待ち、という方もいるほど。
・ご実家が病院や企業経営で、条件的にバランスの取れたお相手を探して欲しい
・両家の家柄なども考えた婚活がしたい
このような方は、千恵子ブライダルビューローへ相談してみてはいかがでしょうか？
| 名称 | 千恵子ブライダルビューロー |
|---|---|
| 代表 | 渕田 千恵子 |
| 連盟 | ・IBJ（日本結婚相談所連盟） ・TMS（全国結婚相談事業者連盟） |
| 住所 | 京都府京都市下京区 富小路通五条上る本神明町419 Ｆ・グロース1階 |
| 電話番号 | 075-361-1602 |
| 最寄り駅 | 地下鉄五条駅、京阪本線清水五条駅、阪急河原町駅 |
| 営業時間 | 10:00〜19:00 定休日：火曜日 |
相談所を始めたきっかけとは？
両親が呉服屋の商売を行っていて、お客様から頼まれてご縁を取り持っている姿を若い頃から見ていました。
父が他界する際ご縁組の役割を私に委ねていったため、当初はボランティアで仲人のようなことを行っていました。
しかし、ご縁組は他人様の人生をお預かりする大切な役割、ご本人様にとっては大きな岐路。
軽い気持ちではお引き受けできないと考え、仲人として本格的に自分自身の人生を使っていくこと決意しました。
どうして染色体異常が起こるのかなど障害について勉強しました。
出産は安易に考えてはいけないものです。
正しい知識を知らないまま、結婚して出産する危うさを知っていただきたいのです。
若い世代に学校では教えてくれないことを、そして私自身の経験から得たものを、結婚相談所の仲人としてゆるやかに伝えていこうと思っています。
せめて、ご縁をお世話した方には、伝えていきたい。
そして結婚は早いほうが良い、ということも強くています。
社会が晩婚化している対策の一つとして、結婚相談所を選びました。
| 税込み |  エグゼクティブ | スタンダード |
|---|---|---|
| 入会金 | 88,000円 | 30,000円 |
| 登録料 | 20,000円 | → |
| 情報提供料 | 44,000円 | 26,400円 |
| 月会費 | 8,000円 ×活動月数 | 5,000円 ×活動月数 |
| お見合い料 | 10,000円/回 | → |
| ご成婚料 | 500,000円〜 | 300,000円 |
結婚アテンダント資格とは？
（一社）結婚社会学アカデミーの資格です。
世の中の男女に対する統計データを読み、恋愛アプローチの仕方など、相談所活動のアドバイスで必要となる手法を学びました。
結婚を学問として学ぶ「婚学」で、より良い結婚生活をおくるためのアドバイスを行うための知識の基礎を学べました。
会員との会話を大切にサポート
会話で心がけていることや、気をつけている何ですか？
会員様との会話はリアルだけではなく、LINEやメール・オンライン・電話も多くなります。
・お見合い前後の不安や報告
・仕事のこと
・家族の悩み
・人生相談
など、多くの時間コミュニケーションすることを心がけています。
情報量が膨大になり時間も多く必要なため大変なのですが、なぜコミュニケーションを多くするのかと言うと、
理由があります。
会員様の家族の背景が見えてきて、お相手探しやサポートに役立つからです。
親御さんと面談
会員様の90％は、入会時に親御さんと面談させて頂きます。
関西ならではの特徴かも知れませんが、交際中に後から親御さんの介入があったりします。
そうであれば最初から面談しておくほうが、会員様の背景や価値観までわかるため、
親御さんの面談は必要と判断しています。
会員様ご本人が言いにくいことを仲人が伝えますし、
親御さんがご本人に言うと、喧嘩になってしまう内容も仲人から伝えられます。
ご紹介入会が80％と多い
当社はご紹介の入会が80％と多いです。
結婚はご本人だけの問題ではなく、ご紹介者様やご両親、ご親戚にまで関係してきます。
真摯に取り組み、出来ることはすべて行うというスタンス。
そのため東京やさらに遠方でも、ご縁があったり他相談所のプロフィール交換会があれば、出向いていく手間を惜しみません。海外の結婚相談所とも情報交換しています。
私は古いタイプの人間なので自分の目で見て確かめ、自分の足でその場へ行ってみないと納得できません。
その先にある目標は「離婚率が少ない結婚」です。
単なる成婚ではありません。
手間と時間が必要なため、入会問い合わせがあっても全てを受けるわけにはいきません。
対面で面談し審査させていただいてから、私の許容範囲の方しかお受けできないのです。
そのため、入会待ちの女性がいたりします。
会員プロフィールについて
男女比率は非公開ですが、女性の割合が多くなっています。
・ ：30代〜40代
・ ：20代後半〜40代
成婚率は70％ですが、活動途中で相談所以外でのご縁があり結婚する方もいらっしゃいます。
得意分野はエグゼクティブ
ほぼご紹介です。
・医師/女医
・弁護士
・商家
・経営者
・地主
このような職業の方が多いです。
もちろん普通の会社員の方も、いらっしゃいます。
高額のプレミアムコース
最近ですとコロナ禍の影響もあり、
オンラインでご遠方からお問い合わせを頂くことも多くなりました。
京都から全国、飛行機で行く必要があるエリアからも頂いています。
会いに来て欲しいと仰る場合、出来る限り伺うようにしています。
その際旅費はもちろん日当も必要ですが移動時間が多く必要になるため、
プレミアムコースご入会でご利用いただいております。
お見合いは有料にて
有料にこだわる理由があればお教えください。
お一人お一人を大切にお見合いしていただきたい、と考えています。
弊社もいくつかの連盟に加入しており、各々の連盟では「出会える人数が何万人」ということですが、
見つけるお相手は一人です。
お見合いとは人と会うのです。ものと会うわけではない。
できるだけお一人お一人を大切に出会い、結婚を目指しています。
目的は恋愛ではありません、結婚です。
お見合いは吟味した方と会って頂きたい、と思っています。
気持ちが軽く感じます。
軽い気持ちの方は出会った印象や、ファッションからして軽いと感じます。
沢山の方と会っているようなお人には一回一回のご縁について、もっと真剣に考えて欲しいですし、
お相手への配慮や思いやりを持っていただきたいものです。
多くのお見合いは必ず、迷走になります。
誤解を恐れず言うならば「入会して5人以内に結婚相手を決める」、
という真剣さ、時には覚悟も必要だと考えています。
もっと良い人がいるかも、と理想を追い求めていくのは間違いです。
理想を追いかけるのは間違いだと言えます。
判断に迷った時
各ステージに進む際、判断に悩むケースがあると思います。
どのような判断で進むべきでしょうか？
多くの方が悩みます。
真剣交際では、この方と一生一緒にいて、肌感覚が同じなのかどうかは大事です。
手をにぎられて、拒絶でのけぞるようではダメでしょう。
真剣交際では、恋人同士の入り口です。
ただし、その人を本当に理解するには一緒に住まないと、分からないです。
一日中一緒にいても、わからないことは多いものです。
ですから、決める勇気が必要だとも言えます。
その上で信頼関係や誠実さが、とても大事。
金銭の問題、家族の問題、健康上の問題などはありはしないか、
見極めた上で真剣交際へ進んで頂くようにしています。
つまり、自分たちのことをさらけ出して交際する必要があります。
親活について
また、親活ならではの難しさや特徴など、あればお教えください。
年齢は20代〜50代以上まで男女問わず、幅広いです。
親の希望と子供の希望は、当たり前ですが違ってきます。
様々な理由でご自分が動けず、親御さんのご相談をきっかけにして活動を始める方もいらっしゃいます。
親御さんのご相談の際も、必ず本人にお会いしています。
関西の場合、どこかのタイミングで親御さんが介入してくるケースもあります。
私の立場からすると、親はお金出して口出すな、というスタンスです。
結婚とは「自立」です。
ご本人に責任を持たせるには、親御さんは出来るだけ口出ししてはいけません。
妊活や不妊治療について
学んでおくべきなのでしょうか？
私自身の妊娠・出産経験は先にお話した通りですが、出生前検査で見つかる染色体異常や不妊治療は世の中で増えています。
年々、不妊治療が必要になる年齢が早まってきています。
・食品添加物や食生活
・環境の悪化
・女性の洋服が薄く冷え性が多い
・インスタント食品の台頭
・情報過多によるストレス
・ホルモンバランスの崩れ
特に食育が絡む問題は体の中に科学物質が蓄積されるなど、男女共に不妊の原因が増えている傾向にあるため大きな社会問題です。
出産リミットは女性だけの問題だと考えている方が多い様に思いますが、
男性の老化も不妊原因になり得ます。
年齢が早いほど健康な子供を生める確率が高いため、男女共に早い年齢で結婚して欲しいと感じています。
とは言え、世の中は晩婚化。
全く分からないで婚活するのはリスクが高いため、せめて会員様には「妊活や不妊」についてお話をさせていただきたいと思っています。
専門医へ行くためのきっかけに
「妊活・不妊」の話しが必要と思う方々の中には、精神的に幼い方が多いように感じます。
・女性48歳で、子供が欲しいという例がありました。
頭でっかちで理想ばかり追いかけていては、知らなかったことを後悔することもあるでしょう。
私の伝えた「妊活・不妊」の話が、
専門医へ行くためのきっかけになると良い、と思っています。
どの年齢から晩婚化というのかは、高齢出産とされる36歳以上と考えています。
なので36歳以上は、妊活・不妊のお話しが必要と判断しています。
そこで、結婚し、その後父・母となることを希望する方には、コミュニケーションの中で誘導し疑問や悩みを引き出すことも必要となります。
会員との信頼関係
アドバイスには、テクニックや手法があると思いますが、
多くの問題は「信頼関係」です。
そのためコミュニケーションを蜜にし、私を信頼してもらうことが大前提。
はじめは誰でも疑心暗鬼で、アドバイスを素直に聞いてくださることは少ないです。
今の自分を受け入れて欲しい人
昨今は、「今の自分を見て欲しい/受け入れて欲しい」という男女が多い様に思います。
という事の裏返しになります。
そんな方には「婚活するのに、お金を支払って私のアドバイスを聞く必要がないのでは？」
とお伝えします。
けれどアドバイスを聞き入れるだけで、良いご縁があるかも知れません。
そう思ってくださる方には、具体的な提案をどんどんさせて頂きます。
今後の目標など
結婚相談所のあり方として、もう一度基本に立ち返りたいと考えています。
気軽に多くの人に出会える婚活も、一つの形として良いのでしょう。けれど一つ一つのご縁を軽く扱うことにも成りかねません。
ご自身のもとに届いたご縁の一つ一つにしっかり向き合っていただけるよう、そして土地土地にある守るべき伝統文化守っていけるよう、仲人道を貫いていこうと思っています。
今後の展開として掲げているテーマ
①少子化問題と晩婚化問題
心身共に健康な内に健康な子供を生む、ということが大切です。
②困難を乗り越えられる夫婦を作りたい
問題に直面した時、二人で話し合える強い夫婦でいてほしいのです。
一緒に乗り越えていける夫婦が目標です。
そのための乗り越え方などを相談に乗り、
伝えることで貢献していきたいと考えています。
③新しい結婚の在り方
④心が人を育てるということ
AIなどを活用しての婚活もあり、大変便利な時代です。最終的には人と人とのつながりであることが、忘れられそうになっていると感じています。
離婚しない夫婦像
結婚における問題は、とても一人では解決できず、家族で一緒に乗り越えるべき事柄です。
人に迷惑を掛けることは、悪いことではないと考えます。
私はそうやって、生きてきました。
昨今の方々は、なるべく周りの人を巻き込まないように、
勝手に離婚します。
自分一人だけ、夫婦二人だけで抱え込まず、素直に周りに頼ることも大事です。
